NDロードスターの納車を待っています
それは愛車・NCロードスターの定期点検を受けに行った10月のこと。
担当営業マンの方が「参考に」とNCの下取りを出させてほしいと言う。
曰く、冬の乗り物であるロードスターは今の時期がいちばん値がつくのだとか。
(オープンカーは夏の乗り物と思われがちだけどそうではない。詳しくはまた別の機会に)
まあ今の価値を知っておくのもいいかと軽くOKを出して待つこと数十分。
営業氏が血相を変えて飛んできた。
はじき出された金額は結構なもので、
営業さんの言葉もすっかり「参考に」程度から「是非とも前向きに」という内容にすり替わってしまっていた。
まだ今年3月に車検を通したばかりのNCはやっと乗り始めて2年と半年を過ぎたようなところ。
世間のコロナ騒ぎもあり中々乗ってあげられてないなぁ、もう少し乗る機会を作れるようにしないとなぁ、と薄ぼんやりと考えてる最中の出来事。
完全に面食らった僕だったが、
それは同時に現行型ロードスターであるNDに手を伸ばすチャンスでもあった。
NCが悪いクルマとはとても思わないけど、
NDへの憧れがあったことも事実。
定期点検を終わらせてなお数時間を悩み抜いた結果、
ディーラーを去る時にはNDへの乗り換えが決まっていたのだった。
それから今日に至るまでひと月半。
決まってしまえば現金なもので、毎日まだ見ぬNDに思いを馳せているところである。
人生史上、3度目の納車を控えているけれど、
好きなクルマを買った時は何度経験しても変わらないワクワクがある。
わずか2年半で手放すNCの分も含めて乗り倒すつもりでいる。
どこに行こう。なにをしよう。